今日はMySQLのGUI管理ツールである"MySQL WorkBench“でSSHトンネルを使って、リモートのMySQLデータベース/サーバを管理する方法をご紹介します。
SSHトンネルで接続できると何が嬉しいの?
- SSHのポートが空いていれば、MySQL WBを使ってGUIで快適にDBの管理作業が出来ます。
- SSHを通しての通信になるので通信内容は全て暗号化されます。
- phpMyAdminなどといったレガシーなWebベースのツールとはもうおさらば!
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やりかた
MySQL WorkBenchを起動後、SQL Developmentの列にある「New Connection」をクリックします。
「Setup New Connection」というウィンドウが開きますので以下のように設定してきます。
Connection Name 識別名なので適当に(ホスト名+ユーザ名にしておくといいかも)
Connection Method “Standard TCP/IP over SSH” を選択
SSH Hostname sshで接続するリモートホストをIPかホスト名で指定する。 sshのポート番号の指定がある場合は、コロンの後に続けて指定する。
SSH Username sshで接続するときのユーザ名
SSH Password sshのパスワード。(鍵認証が使えるなら設定せずに以下のSSH Key Fileを設定すればOK!
SSH Key File sshの認証に使う公開鍵のパス
~/.ssh/id_rsa.pub
あたりが一般的なのかな。
—– ここまで sshの接続設定、以下がMySQLへの接続設定 —–
MySQL Hostname MySQLサーバのホスト名またはIPを入力 リモートホスト=MySQLサーバの場合は、127.0.0.1を指定すればOK ※sshでリモートホスト(“SSH Hostname"で設定したホスト)にログインした状態での指定なので、127.0.0.1やlocalhostを指定すると、リモートホスト自身をさしていることになります。
MySQL Server Port MySQLサーバの接続ポート。サーバの設定をいじっていなければデフォルトの3306でOK。
username MySQLへの接続ユーザ名
password 上記ユーザのパスワード
Default Schema MySQLサーバに接続後にデフォルトとするデータベース名
設定が終わったら「Test Connection」ボタンを押して正常に接続できるか確認します。
接続が確認できたら「OK」で接続設定を保存します。
Homeのリストに追加されるので、ダブルクリックで接続します。
無事に接続できたらこんな画面
あとは、テーブル定義をGUIで変更したり、テーブルのデータを編集したり、SQLを発行したりと自由に使ってください。
さぁ、MySQL WorkBenchで快適MySQL生活を!