NetBeansではPHPの組み込み関数やクラスなどを補完してくれる機能があり効率よくコーディングが可能です。しかし、pecl拡張については補完用ファイルが存在しないため、そのままでは補完してくれません。
補完自体は、クラス、関数定義を書いたPHPファイルを所定の場所に配置すれば完了なのですが、定義を書くのが一苦労です。
そこでPHPDocからクラス等の定義ファイルを生成して、補完用ファイルとする方法がありましたのでご紹介します。
なお、この方法で作成した定義ファイルは、Eclipseでも使用可能です。(元々Eclipseプロジェクトで使用されている変換スクリプトを使用しているため。
1. generate.phpの取得
PHPDocから補完用ファイルを生成するためのgenerate.phpをEclipseプロジェクトのレポジトリより取得します。
※同パスにあるREADME.txtに書かれている方法が今回紹介する方法です。
2. PHPDocの取得
svn export http://svn.php.net/repository/phpdoc/en/trunk php-doc
ドキュメントの元データを取得します。
3. 補完用ファイルの生成
path_to_bin/php -q generate.php php-doc
取得したPHPDocの場所を指定して、generate.phpを実行します。
しばらくするとphpバージョンでディレクトリが作成され、各ライブラリの補完用ファイルが作成されます。
4. NetBeansへ補完用ファイルをコピー
Mac OS Xであれば
NetBeans {バージョン}.app/Contents/Resources/NetBeans/php/phpstubs/phpruntime/
へ、必要なライブラリの補完用ファイルをコピーします。
5. NetBeansを再起動
以上で、pecl等各種拡張ライブラリの補完が可能になります。
参考:
http://www.eclipse.org/forums/index.php/mv/msg/164312/520736/
(PhpStormだと、このあたりどうなのやら