phpenv環境でNetBeansを使用している場合、phpunit等のPHPツールをバージョンごとに切り替えて使用する方法を紹介します。
phpenv環境のphpを利用する
「設定」>「PHP」>「一般」のphpインタプリタのパスを/usr/local/phpenv/shims/php
等、phpenvのパスに設定します。
phpenv環境のphpunitを利用する
1. カスタムスクリプトを作成する
phpunit等のツールもphpenv環境のものを使用する場合、NetBeans 8.0ではそのまま(/usr/local/phpenv/shims/phpunit
)を指定してもシェルスクリプトと認識されず、うまく動作しません。
そこで、拡張子.sh
を付けたファイルを作成します。
phpunit.sh
#!/usr/bin/env bash XDEBUG_CONFIG="idekey=netbeans-xdebug" /usr/local/phpenv/shims/phpunit "$@"
上記を、/usr/local/phpenv/bin/phpunit.sh
などとして作成、実行権限を付与します。
※xdebug用の環境変数を付与しています。
phpunit-skelgen.sh
#!/usr/bin/env bash /usr/local/phpenv/shims/phpunit-skelgen "$@"
phpunit-skelgen
も同様に作成します。
2. カスタムスクリプトを指定する
「設定」>「PHP」>「フレームワークおよびツール」からPHPUnitを選択し、上記で作成したスクリプトのパスを指定します。
その他のツール
PHPCS、PHPMDなどツールについても、このように拡張子.sh
のスクリプトファイルを用意することでphpenv環境のものをNetBeansで利用することができます。
(本当は、NetBeansがファイルのshebangを見て判別してくれると良いのですが。